蠍座15度 立冬イーグルズゲートからのステージアップへの聖なる創造のサイクル..
2019.11.8 2:24 立冬(太陽黄経225度/蠍座15度)
さて、立冬がやってきました。
占星術の世界では、春分や秋分の分点と夏至や冬至の至点の他に、とても重要視されているポイントがあります。
それが不動宮の15度ポイントです。
日本の二十四節気のソーラータームでは、この時節を四立(しりゅう)と言い、立春・立夏・立秋・立冬のポイントと重なります。
実はこの中で毎年取り立てて話題になる日が「立秋(太陽黄経135度)」なのですが、これは8月8日近辺の「ライオンズゲート」のポイントとなるのです。
このライオンズゲートが開くのが、ホロスコープチャートでいえば「獅子座15.00度」のポイントということになります。
占星術的なライオンズゲートの実態は、ホロスコープチャートの獅子座15度に太陽がやってくる時ということであり、それは最も極まった力がおりてくるタイミングであり、強力な宇宙のエネルギーがリリースされるポイントであるということになります。
世間ではやたらとライオンズゲートだけが話題になりますが、獅子座15度ポイントのライオンズゲートだけが特別であるというのではありません。
この獅子座15度ポイント以外にも当然不動宮15度ポイントは存在していて、それが「水瓶座・牡牛座・蠍座」の15度ポイントになります。
改めてこれらを日本の二十四節気との対応で当てはめてみると、「立春・太陽 – 水瓶座15度」、「立夏・太陽 – 牡牛座15度」、「立秋・太陽 – 獅子座15度」、「立冬・太陽 – 蠍座15度」ということになります。
ということは、これら4つのポイントすべが宇宙からの強力な力がおりてくるポイントということになります。
この不動宮15度ポイントはエナジーポイントとも呼ばれ、非常に重要視されています。
また、不動宮の4つはタロットカードの「世界」に象徴されていて、万物を構成する4つの聖なる生き物(四聖獣)として描かれます。
ヨハネの黙示録には、「世界の四隅を守る4つの聖なる生き物」と記されていることでも知られています。
この4つの聖なる生き物(四聖獣)は、四大元素とも結びついていて、あらゆるものを創造するシンボルとしても描かれています。
そしてこの4つの聖なる生き物(四聖獣)が、四季のエネルギーが最も高まっている場所を表し、それが日本の暦では、新たな季節が立ち上がる四立(立春・立夏・立秋・立冬)となるのです。
この4つの四立の各ゲートポイントは、欧米の占星術世界ではライオンズゲートの他に、ブルズゲート、イーグルズゲート、エンジェルズゲートなどと呼ばれていたりします。
これをまとめると、
- 世界のカード左上:「人(聖人)・水瓶座・風の元素・立春・エンジェルズゲート」
- 世界のカード左下:「牡牛・牡牛座・地の元素・立夏・ブルズゲート」
- 世界のカード右下:「獅子・獅子座・火の元素・立秋・ライオンズゲート」
- 世界のカード右上:「鷲・蠍座(伝統的には鷲で描かれる)・水の元素・立冬・イーグルズゲート」
ということになります。
↓ この4ポイントについて、ARI研究所さんがライオンズゲートをもとにして、簡単にわかりやすく説明してくれています。
地球は、神の四つの顔の力である12の放射を、それぞれの星座の方角から受けとっているといわれますが、この意味はピラミッドの形に象徴されているように、正方形の土台に4つの三角形が組み合わさる幾何学でも説明できます。
いわゆる時間も空間もない非顕在の神の創造原理の「3(三角形)」という状態が、それが維持されながら地球三次元世界に物質化されると、「4(四角形)」という現れを持つことになるのです。
三角形(神の創造原理)が4面あることで、3 × 4=12として地球三次元世界へと顕現するということになります。
これによって、地球創造が黄道12星座で顕現化するという意味にもなるのです。
そして黄道12星座は四大元素でも表わされ、その四つの元素が、4つの聖なる生き物(四聖獣)=不動宮のシンボル、という形で表わされることになります。
「4」は基盤、土台、安定という意味でもあります。
なぜ地球次元で四柱が重要なのかということもわかりますよね。
そしてこの大事な不動宮15度の4点のポイントは、神の創造を地(地球)へと現すという重要なポイントとなります。
わかりやすくいえば、このポイントが「四季(春・夏・秋・冬)」による世界(惑星地球)の創造ということになります。
2019.11.8 2:24 立冬のホロスコープチャート
ということで、今回は立冬を迎え、太陽 蠍座15度のエナジーポイントがアクティベートされ、強力な宇宙のパワーがおりてくる日ということになります。
ちょうど蠍座水星逆行の真っ只中でもあり、ディープに蠍座の深みを体感する時期となっています。
自分自身のシャドウや古い古い因縁や遺伝的な要素をがっつり感じ取る時期でもあり、死や過去、因縁に焦点を当てて、それを再評価し、「再生」・「復活」というテーマで今後の人生の流れを創っていく時期となっています。
ここで内面から起こってくる衝動としては、「グレードアップ」 と 「依存」の葛藤かもしれません。(IC射手座セレス&木星-90度-第6ハウス魚座月)
このグレードアップ には責任が伴うでしょうし(射手座セレス&木星-IC&MCラインに作用)、 依存には犠牲が伴うかもしれません(第6ハウス魚座月&逆行海王星&逆行リリス&バーテクス)。
日々や仕事の中で、これまでと同じような自分自身の感情を抑えるパターン、自分を縛り上げているルールにあえて自分を縛り付けにいくパターンが再生されているかもしれません。(第6ハウス魚座月&逆行海王星&逆行リリス&バーテクス)
各自の基盤やこれまでの永続性に関することで、ある意味ここで一つの価値観が死して、新たなビジョンを肉化させていく方向転換が必要になってくるかと思います。(第4ハウス山羊座冥王星&土星-第8ハウス牡牛座逆行ベスタ-第6ハウス魚座月&逆行海王星&逆行リリスで小三角)
新たなビジョンで新たに開けた社会舞台や関係性に至るには、統合されていない内的なジェンダーの傷と関係性のトラウマを、主体性とイニシアチブで癒していくしかありません。(第7ハウス牡羊座逆行キロンと第1ハウス天秤座ジュノー, 第3ハウス射手座金星, 第6ハウス蠍座パラス・アテナのアスペクト)
すでに2019年の2月から本格的に牡羊座にキロンが移ったことによって、自分自身や自分らしさを〝始めて〟いくことをしない限りは、癒しとシフトが起こらないという事実を理解しないといけません。
これはサバイバルヒーリング時代ともいうべきか、サバイバル的に自分を生き、自分らしさを始めていくことでどんどん癒され、統合され、シフトが起こっていくということになります。
ここでのアクティベートは、とてつもなく大きな決断や選択を選ぶように働きかけるかもしれません。(第8ハウス牡牛座逆行ベスタ-180度-第2ハウス蠍座太陽, 第2ハウス蠍座逆行水星)
人によっては〝とてつもなく〟のレベルでしょう。
もしくは、〝静かに、強く〟の決断、選択の状態かもしれません。
これが、これまでの魚座の時代のように憧れが幻想に終わるか、今度は憧れを肉化するかの違いになってくるということになります。(第6ハウス魚座月&逆行海王星&逆行リリス)
コミットメントが何もなければ普段の惰性でいきますが、この先のタイムラインで自分自身の人生を振り返った時に、ここでの選択の意味が理解できるでしょう(過去には戻れませんが)。
「こうなっていたい!」の、未来への「そうでありたい!」のために、「今!こうする!」の時ですね。
今回のチャートで面白いのは、第8ハウスと第9ハウスのカスプ(境界線)にある牡牛座逆行セドナが27.36度で、MC&ICラインも双子座と射手座で27.36度。そのMC&ICラインに牡牛座逆行セドナがぴったりセミセクスタイルという座相を取っているということです。
これは、社会的な立場や安定的な満足いく生活ために、本人的にはかなり重大な気持ちを用いることで、不自由や束縛から脱出することになるといえるでしょう。
それは、両親(もっと古い先祖)などから遺伝的に受け継いでいる資質を生かして、自己能力の限界を広げることによって不自由や束縛から脱出する、ともいえますし、これまでの長く続けてきたものや好みや感性を生かして、興味のある方向への自由な可能性を開くことによって、不自由や束縛から脱出する、ともいえます。
さらに、27度台(サビアン28度)のハウス区分(プラシーダスではありません)で黄道十二星座がアクティベートされていることによって、黄道の13分割へのステージが設定されることになります。
これは幽閉された空間的環境から脱出するというメッセージが込められていることにもなります。
そこにしっかりと運命の超越のセドナが関わっていますし、セドナのローワーオクターブである女性的変容の担い手セレスもIC射手座27度に誤差1度未満で関わっています。
これは現在のステージを一つ超えるという意味で、黄道の13分割に至る道が示されているのですが、例えばマヤでの13の暦は4次元のサイクルを生きることになります。
これまで紐付いていた各自の生き方のパターン(各サイン)の強い磁場から脱出するということが掲げられています。
牡牛座逆行セドナが、各自の牡牛座的な資産、資質、能力、文化の産物などから新しい出会いをもたらすのですが、ただしその新しいステージに至るには、これまでのすべてを捨てるのかのような境遇や状況に至らなくてはならなくなります。
そしてセドナは強い決意を常に求めます。
これは枯れつつある中に新しいチャンスが持ち込まれることを意味しますが、この新しい道の選択には、勇気や強いコミットメントが必要だということです。
その怖さから逃げ帰る人も多く、逃亡を繰り返しすぎるとすべては徒労に終わるという結末にもなります。
この蠍座が極まった時期というのは、それだけ感情的、意識的にも極限な状態をもたらしますが、それだけその後の人生の生き方に強く影響してくるということになります。
永続的な価値の産物の、その変わらないものの視点を変え、異なったものとして成立させるという行為に、この黄道の13分割によるこれまでの環境からの突破口が見えてくるということになります。
これは、この立冬イーグルズゲートのアクティベーションによって、地球への新たな創造のエネルギーが降り注ぐタイミングで、各自の生き方の新しいステージをもたらすという意識付けがとても大切なことだということを示すでしょう。
この重要な節目では、自分自身の正義感や社会でのフェアさ、社会での対人関係をよりよく洗練させることに、巨大な活力を用いるとよいでしょう。(第1ハウス天秤座火星-90度-第4ハウス山羊座冥王星)
本能的なパワーや真実をくすぶらせると、逆に、今後トラブルのような厄介なことを引き寄せることにつながりやすいです。(第1ハウス天秤座火星-90度-第4ハウス山羊座冥王星)
どうか火星と冥王星の90度の厄介面に喰われないように。
ハンドリング重要です。
来年を見据え、社会や企業もこの辺りが一つの切り替え点ともなりそうですので、実態をここでごまかしていくと、来年終盤が節目となるおよそ240年間続いた地の時代の終焉あたりをきっかけに、強制転換がもたらされることにもなるかもしれません。
根っこを考える重要な時期となっています。
蠍座水星逆行期間でもあるため、しっかりと自分の腹を理解して腹で選択できるようになるために、ゆっくりとじっくりと時間をかけ、自分の中を過ごされるとよいですね。
木星が山羊座に入るまで1ヶ月を切りました。
自分の本当の実力が試される2020年がやってきます。
さぁ、やる!ために、意志を固めましょう!
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