【蠍座水星逆行11/1〜11/21】〜古い古い起源からのジェンダーを統合し、遺伝的要素からの自己コンプライアンスを掲げた運命の超越を計略する期間〜
11/1〜11/21まで、蠍座で2019年最後の水星逆行
11/1〜11/21までの3週間、2019年の最後となる水星逆行が蠍座で起きます。
10/28の蠍座新月を迎えてすぐですが、天の暦ですと、11/21までの蠍座太陽シーズンすべてを使って、深く深く深く…深淵な自分に入っていく期間となります。
まずは一般的な水星逆行期間に起こりやすい、よくある現象を挙げて起きます。
- 交通関係の遅延(移動システムの故障や工事や事故などでの渋滞など)
- メールや通信などの行き違い
- 意思疎通の食いちがいや誤解、勘違い
- 当初の計画や予定の変更
- 何らかの故障、修理、工事、修繕、やり直し
- 旧友や旧人との再会(ばったり遭遇や連絡が来るなど)
などが起きやすい時期となっています。
水星は現実次元のいろんなことに関わっているので、特に交通や物事の遅れなどには関係してきますが、この時期は余裕を持った行動や、別プランを常に念頭に持っておくことや、何事も焦らない穏やかな心理状態を心がけることをお勧めします。
そして、現代社会の早い流れからは少し身を引いて、自分のペースややり方を取り戻す期間としても使えるとよいでしょう。
また、水星逆行期間に好都合とされていることは、
- 技術、勉強の復習、おさらい
- 実務や業務の再確認作業
- 書類整理
- 過去に戻りつつの何らかのバージョンアップ
- 過去にやり損ねたことのやり直し
- 健康管理へのフォーカス
- 内観、内省
などには持ってこいの時期となるので、そういったことに使える期間としてどうぞ過ごされてみてください。
11/21までの水星逆行期間ですが、現場レベル感覚だと水星のスピードがしっかりと上がってくるまでは少し時間がかかるので、物事を前に進める遂行段階は、11/27(射手座新月)あたりか12月頭ぐらいを見込んでおいてもよいかもしれません。
私的な体感レベルでは、今回は2週間以上前から水星逆行アクションを感じましたので、水星順行への切り替わりも、結構重いというか、鈍く遅く感じるかもしれません。
というのは「蠍座」の水星逆行なので、テーマや事象が普段よりも重く深くなるため、水星逆行が抜けても、そのテーマがずーと長引くような気配もしています。
世相関係ですと、税金問題の徳井さんの件(莫大な申告漏れ=所得隠し=蠍座)や、イギリスのEU離脱期限が2020年1月31日に延期されたこと(経済通貨同盟・経済統合体=蠍座)や、東京オリンピック マラソン競技の札幌移転についてのIOCと東京都の決着云々について(断ち切り=蠍座, 札幌の場合の札幌移転経費について莫大なお金がかかること=蠍座)など….水星逆行タイミングでさらにガヤガヤ問題がこじれています。
蠍座水星逆行らしく、〝デカ〟く、〝巨大〟で、〝ヘヴィー〟で〝深刻〟で〝強い〟テーマがもたらされていますね。
また、蠍座は〝シャドウ〟の象徴です。
個々人レベルですと、隠されていたこと…隠していたこと…
また、各自の遺伝子に眠っている、不確かだけど、ある…という感覚…記憶…カルマ…
そんなようなことを呼び覚ましたり、思い出すのにはぴったりな時期かもしれません。
2019/11/1の蠍座水星逆行時のチャート
蠍座水星は、11/1の深夜0時台に逆行を開始し、3週間かけて蠍座27度(サビアン28度)〜蠍座11度(サビアン12度)までを運行し、再び方向転換して、逆行してきた道を順行しながら再アクティベートしていきます。
◎「自分の領土に近づく妖精たちの王(蠍座サビアン28度)」
- 自分が本当に求めていたものを現実で手に入れる
- それは、心の安定感や確信の強さという形で得られるもの
- 実際的な生活としての家やお金とか手に入るものとは違う
⬆︎このテーマに沿って、取りこぼしてきたものを、
⬇︎ここまで振り返って人生を再設定していきます。
◎「大使館の舞踏会(蠍座サビアン12度)」
- 他者との関係性において、重要な人とそうでない人を区別する
- 魅力を誇示して、有益な他者とのパイプを作る
- 上昇志向を持ちつつ、自己投資する
また、このチャートから紐解くには、蠍座ICとビタ着でコンタクトして逆行となる水星と、その両脇にコンジャンクションする(重なる)金星&パラス・アテナがとても意味深いものとなっています。
まずこれは、私たちの〝本物の価値〟、〝真実の価値〟を掘り起こすことを強調しています。
それには個人個人の隠れた感性や感受性が非常に関係していて、その個人の感性と紐づく技術や知性、技能、技法、スキルなどを、深く深く沈んでいたところから呼び戻していくことが必要になってきます。
その確かな真実で本物の価値を持ち込んだ社会達成レベルの戦略を立てることで、社会でもたらされる運命の超越が起こってくることになるでしょう。まさにクォンタムリープです。(IC蠍座逆行水星・金星・パラスアテナ – MC牡牛座逆行セドナ・逆行ベスタ)
これは、各自の今後の人生の豊かさに非常に関わってくることになりそうです。
IC&MCの27度台ビタビタの蠍座逆行水星と牡牛座逆行セドナが鮮やかすぎますね…
鍵は、原始的で本能的な女性の性質を統合していくことで成し遂げられていく、自己のジェンダーの統合であり、そのためには、〝個の中の性の対立を調和させる〟必要が出てきます。
これには、過去の宗教(母権制の宗教:現代的に言う悪魔崇拝のルーツ)と、現代社会の国際基準となっているキリスト教(父権制)の違いをしっかりと理解し、それらを統合していく必要があります。
古代の母権制の時代には、宗教も魔術も女性が担っていたという事実。その感性と衝動は、私たちのDNAからは隠しきれないということです。
ちょうど蠍座水星逆行直前の10/31は魔術的祭典のハロウィンですが、ハロウィンはもともと古代ケルト人が起源とされているお祭りとされていて、この古代ケルトのドルイド教では、サーウィンと呼ばれた祭りの時期であり、かがり火を焚き、作物と動物の犠牲を捧げる祭りとなっています。
そう、蠍座の時期であるべくしてある祭りがハロウィンであり、その魔術的ルーツを辿ると、現代キリスト教が躍起になって封印した、古代異教とされた魔女たちの生き様が伺えるのです。
キリスト教の病的な女性嫌悪は、15世紀から17世紀にかけてのヨーロッパの魔女狩りの狂気となり、裁判に出された魔女は10万から20万人、処刑者は5万から10万人といわれるほどの史上類を見ない惨劇となりました。
そのカルマ(自然の流れを止めたこと)をダルマ(自然の流れ=DNAに刻まれる原始的な意識)によってシフトさせ、変容と共に各自の運命を超越していくことが、現代のタイムラインでは大きな統合のテーマとなっているのです。
ここでちゃんと思考しなければならないことは、キリスト教が恐れた、生命の再生・復活の神通力である女性性の力を、今世において分析・識別し、キリスト教的な規範(男性性)で統合し直す必要があるということです。
これまでの時代は母権も父権もどちらもバランスが偏っていた時代であり、古代のカニバリズムや生け贄、血の儀式の真実もちゃんと考察しなければなりません。
現代世俗社会はもろに男性社会で、根源的な力はないのですが、ルールと統制の象徴です。(裏は女性的な力が支配していますが)
片や、タブー業界やヒーリング系や癒しの業界は女性的なエネルギーを扱いますが、逆にパワー(力)がちゃんと統制されておらず(規範が保たれておらず)、生け贄のような結果を多く導く無秩序状態です。
このような違いは Astrologyではベスタに象徴されており、蠍座という「生命の本質」と、乙女座というキリスト的な「規律」が二分しているということを表します。
ハロウィンのルーツであるサーウィン祭では〝火〟が大々的に使われるのですが、それはドルイド教において〝火の神〟を崇めていたからです。
ベスタは祭壇に献げられた〝火〟で、性の儀式の象徴です(蠍座)。
また、ベスタは純潔性と抑圧の象徴でもあります(乙女座)。
この性(パワー)と聖(規律)の統合をもたらすのがベスタの役割であり、まさにこれを持ってして運命の超越が起こってくるということになります。(IC蠍座逆行水星・金星・パラスアテナ – MC牡牛座逆行セドナ・逆行ベスタ)
もとい、この蠍座水星逆行は、限りなく超自然的なルーツの女性的な起源を思い出し、その神秘のような可能性を、社会での自分にしかない規範(コンプライアンス)として誇示していく、そんな自己創造の人生の準備をする期間となります。
蠍座ですから、非常に強い意志や覚悟を持つ必要があります。
ここは来年以降の発展的な人生につながるための正念場ですね。
とても重要な2019年最後の蠍座での水星逆行期間となるでしょう。
たぶん、ちょうどエネルギー的に蠍座水星逆行が終わったぐらいで、12/3から山羊座に木星が入宮し、仕事や社会を取り巻くカラーがさらに変わっていきます。
その準備のためにも、この水星逆行期間で、限界における切り替え、膠着状態からの切り替えが上手く進むことをお祈りいたします。
風の時代(個の真の才能開花の時代)に向けて、刻一刻と時は刻まれます。
〝無限なる変容〟
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