【蠍座新月】〜抗えない因縁がもたらす新しいステージの始まり、真価の創造に光が照らされる〜
2019.10.28 12:38 蠍座 新月
さて、日本では2019年10月22日に即位礼正殿の儀を終え、正式に今上天皇・皇后雅子さまが令和の天皇皇后の座につかれることになりました。
天秤座太陽から蠍座太陽に切り替わる二日前のタイミングで遂行されましたね。
即位礼正殿の儀が始まった22日13時のチャートでは、今上天皇の魚座太陽 -180度- 乙女座冥王星にアンチバーテクス・バーテクスが重なり、その今上天皇の太陽は第1ハウスにやってきました。
国の真価としてのトップの役割が宇宙的な要求としてここで与えられたということになりますね。
これぞディスティニー(宿命)というものでしょう。
ある意味、今上天皇の太陽 -180度- 冥王星の真の役割が、ようやくこのタイミングを持って外の世界にアクティベートされた、ということになります。
また、皇后雅子さまの出生の射手座太陽は第4ハウスで誤差1度でベスタが重なっています。
遠い遠い先祖から継承される、女司祭長としての祭壇での参入儀式を現代に見せているかのようでしたね。
十二単姿で御帳台から幕が開けられた瞬間の皇后雅子さまのあの雰囲気… 皆さまどう感じられました?
さらに皇后雅子さまの射手座太陽&ベスタに運行のセレス&木星が重なり、誕生と再生の時が告げられ、発展と拡大のエネルギーに後押しされ、今ここに、皇后雅子さまの真の役割としての存在の狼煙を上げるかのようなタイミングとなりました。
なんだかついに始まるなって感じです。
そして遂に、冥王星乙女座世代の天皇皇后両陛下が誕生したことになります。(新時代は間違いなく浄化・統合の担い手であるこの世代のアクションから始まります)
さらに、天皇皇后両陛下ともに、それぞれの第1ハウスとアセンダント近辺に冥王星・天王星を抱えていますので、古い常識破りの破壊と創造者としてご活躍されることでしょう。
すべてが宇宙の理の中で進行していきます。
今年は山羊座 – 蟹座ラインでの蝕年でもあり、長期的にもたらされていた山羊座のサウスノード・土星・冥王星のコンジャンクションが物語っているように、私たちは過去の因縁から逃れることは決してできないということを教えてくれています。
今年の各自の人生の運行は、紆余曲折はあるかと思いますが、それなりに普通に進んでいるように見えても、相当なレベルで過去(世)の立場や役割に引き戻しがかかっていることを理解する必要があります。
これは単純に、その過去世の立場や役割をそのまんま踏襲するというわけではなりません。
また今生レベルでは、現代社会における世俗的な成功といった立場や役割にはならない可能性も十分にあるといえます。
もっと本質的な、因縁の役割です。
これからの自分の置くべき人生の立ち位置において、民族的なものや社会的立場の古い古い因縁の過去からは離れることはできないということです。
そうなってくると、やり直し的な今生の人生や、過去世のバージョンアップ的な人生の設定が、今年はより勢いよくもたらされていることになります。
人によってはかなり劇的な破壊、終了も起こる(起こっている)かもしれません。
特に今年の天体配置は、あるべき立場、あるべき役割、あるべき元サヤから、人生や未来を育むことをさせられているということになります。
どんなに取り繕ったり誤魔化したり逃げたり仮想自己を生きたりしても、テーマは一生変わらないので、超自然的な因縁のような人生を受け入れていく生き方のほうが、宇宙的な楽(理)であるといってもよいでしょう。
ただしそれは、日々の目の前のことをただ普通に捉えて生きていたら、到底理解できないものでしょう。
因縁というと、不幸が襲ってくるとか思う人が多くいるかもしれませんが、これは遺産相続のようなもので、因縁を知り、その価値を理解し、それを真実の価値の恵み(宝)として、現代バージョンにアレンジすることこそが進化的な因縁の扱い方ですから、しっかりと自分の因縁の人生を取り込んで、一体化して、コミットすることで、大化けに化ける人生を遂げることになります。
そう、蠍座的、冥王星的生き方..と言うんでしょうかね。
根本的な変容の人生ということになりますが、要は太陽系外縁天体レベルのパワーを享受した生き方を地で行くことになります。
天文学的にこの冥王星あたりのゾーンには、新しい地球の概念を表すとされるセドナと呼ばれる星もあります。
運命の超越と新しい規範(立場)です。
皇后雅子さまも、自己の内的衝動や遺伝子に取り込まれている意識と外界との葛藤で、お辛い時期があったかもしれませんが、今ここに日本のアマテラス(多次元存在)としての役割として、自身のルーツである射手座太陽ベスタという存在に、しっかりと専心し、新しい規範としてコミットされていることでしょう。
とても世の中面白くなってきましたね。
ということで、蠍座キーワードでもある、この〝因縁〟…
その因縁による人生の飛躍と発展が多いにもたらされる今回の新月タイミングとなりました。(第9ハウス蠍座新月)
私たちが理解しなければならないこの因縁とは、個人では抗えない超自然的な力です。
それは現実的な環境として置き換えれば、何らかの集団の力かもしれないし、何らかの伝統かもしれないし、何らかの家系の歴史的背景かもしれません。
個を超えたものが個を支配していることを知る時。
これを正当に評価し、ここからの人生の視野を広げることが、この蠍座新月の深遠なテーマです。(第9ハウス蠍座新月:サビアン蠍5度)
つまりこのタイミングでは、個人は個人の主人ではない。ということを知るきっかけがもたらされていることがあるかもしれません。
それは、自由意思の限界や自由意思の力が及ばない、深い力の働きの影響を知らされるということにもなります。
これは、皇后雅子さまの外交官時代から今までの人生ストーリーを振り返ってみれば、少なからずイメージできるでしょう。
そういった個の自由意思の力が及ばない、決して個としては抗えない力が働く人生の切り替え点というのが、ここでアクティベートされます(表出していることもありますが、だいたいは水面下で)。
蠍座は、限界における切り替え点、膠着状態からの切り替え点です。
各自これは、何らかの出会いや縁から何かが始まっている…何かを感じている…ということが起こっているかもしれません。
もし各自の中で、何らかの関係性において、何やら抗えない因縁をここで感じている場合、苦悩を抱えたり屈折する人も出てくるかもしれません。
ここでこう来るか!?という展開は、もうすでに始まっているのです。
すごいですね、2019年。
基本的にはそれまでの方針が変更ないしは挫折し、より腰を据えて取り組み直す方向転換がもたらされていることも表しています。
人間の構造の奥深さを知り、改めて人生の戦略を立て直す時となっています。
これまで自分が意識化できていなかった集団的伝統性なのか、継承されていることなのか、はたまた抗えない因縁的役割なのか…..
ダルマ(自然の流れ=抗えない力)を通して、カルマ(自然な流れを止めたこと)をシフトさせていくタイミングとなります。(IC牡牛座逆行ベスタ&逆行セドナ)
このタイミングで「え!? こんな展開ってどうなるの….」といったような洞察や気づきを感じている場合、これまで認識している個の主体で、進化・成長していく人生方向とも調整を強いられることになるでしょう。(第9ハウス蠍座新月-150度-第2ハウス牡羊座キロン)
この蠍座新月のオーブ0度で反対側にくる牡牛座天王星は、私たちのDNAに連綿と刻まれてきた遺伝的才能や資質の本質的な価値(宝)を、どうやら本気で解放させていくつもりのようです。(第9ハウス蠍座新月-180度-第3ハウス牡牛座逆行天王星)
このダルマは、個々人を想像もつかなかったところへ今後連れていくかもしれません。(IC牡牛座逆行ベスタ&逆行セドナ)
ただしそれでこそ2019年であるべくしてあるイニシエーションであり、ここで風の時代の息吹きというものをなんとなくやんわり感じられてくる人もいるかもしれません。
大事なことは、とにかく〝柔軟でいる〟ことです。
〝軽やかでいる〟ことです。
蠍座という深刻さの中で、〝柔軟に軽やかでいる〟ことが大事でしょう。
別の言い方をすれば、超自然的な力(自分の因縁)に抗わないということが肝心です。
ここでさらにステージが引き上げられます。
ダルマによる運命の超越が始まっていきます。(IC牡牛座逆行ベスタ&逆行セドナ)
(大丈夫でしょうかね w;)
(もちろん拒否もできますよ☆)
遺伝的約束…因縁の関係性…これまでのアイデンティティーの崩壊からの立場の転換….
このすべてが絡み合って、個々の実生活や社会生活が、運命の超越レベルで多大な創造的発展性をもたらします。(IC牡牛座逆行ベスタ&逆行セドナ・第8ハウス乙女座ジュノー・第12ハウス山羊座冥王星で大三角)
この多大な創造的発展性をもたらす地の大三角のエネルギーは、先の台風19号の甚大な被害ももたらしているパワーです。
ここでちゃんと思考しなければなりません。
個々人レベルでは、スーパー犠牲の状態か、破壊か、超創造なのか…それぞれの今ここの状態からあるべくしてある局面が感じられることでしょう。(もし感じられれば)
運命の超越による現実創造の恵みへと方向づけされるのならば、各自の真実の価値を新しい社会のステージに引き上げる力が働くことになります。(IC牡牛座逆行ベスタ&逆行セドナ・第8ハウス乙女座ジュノー・第12ハウス山羊座冥王星・MC蠍座金星&パラス&水星でカイト)
隠れていた真価の創造に光が照らされる。そんなご時世となったということです。(IC牡牛座逆行ベスタ&逆行セドナ・MC蠍座金星&パラス&水星)
風の時代(個の解放と自由)の成功は、まだ誰も予測できていないかもしれません。
それだけトリッキーでもあるのですが、片やとても遺伝的であり、各自のルーツからの伝統であるともいえるのです。
自分の真実の根としての心魂が、社会的立場に開かれると思っていただいてよいでしょう。
もしそれを望むならですが。
その場合は、そこにただ〝柔軟でいる〟だけでしょう。
皇后雅子さまは、儀式の管理者としての伝統の約束として、ついに表のステージに立たれました。
これがこの新月タイミングを物語るすべての象徴と言えるかもしれません。
この時期にこうであるということのリアルこそが物語る、ここからの日の本の民の象徴であり、ここからの型出しの象徴であるということですね。
抗えない因縁がもたらす新しいステージの始まり。
真価の創造に光が照らされる時の始まり始まりです。
一応、現実生活での認識しやすい解釈もつけておくと、「組織や企業、契約して共にお金や価値を生み出している特定の関係性での開かれた方向への可能性が広がる時、多様な才能開花の時」ということもお伝えしておきます。
因縁とかダルマとか何を言ってるかよくわからないぞこのやろー!という人は、ここではこれ ↑ だけ理解しておけばOKでしょう。
そして蠍座太陽の時期がディープに深まる季節となりました。
10/31は魔界ハロウィンで、しかも蠍座水星逆行の前日です。
現行カレンダー上での今年最後の水星逆行は、蠍座での水星逆行で、11/1〜 蠍座太陽シーズンが終わる11/21まで続きます。
この蠍座水星逆行期間とほぼフルに重なる蠍座太陽の時期は、とても価値ある深掘り期間、因縁コンタクト期間となるでしょう。
遺伝…継承…相続…ルーツ…再評価…
今回の水星逆行は、私的な体感レベルだと、逆行開始日の2週間以上前ほどから影響が感じられたので、それだけこの水星逆行は意味深いものとなるのかもしれません。
冥界の案内人であるヘルメスが、まさに冥界(蠍座)からごっそり死者とかわけのわからない輩をいっぱい連れてくると思うので、今年のハロウィンの魔界臭はかなりすごそうかなと思います。
見渡す現実世界では、おかしな人がいっぱい出てくるかと思いますので、寄生されてそのまま魔界に連れて行かれないようにご用心をw。
しかし、死人の意思をちゃんと聞くことが大事です。
ちゃんと聞き分けてくださいw。
自分の過去ということです。
また蠍座水星逆行については改めて。
〝神聖なる変容〟